和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月11日(月)

【動画】4年ぶり「櫂伝馬競漕」 串本町で水門祭、和歌山

力いっぱい櫂をこぐ櫂伝馬競漕(和歌山県串本町大島で)
力いっぱい櫂をこぐ櫂伝馬競漕(和歌山県串本町大島で)
 和歌山県串本町大島にある水門(みなと)神社の例大祭「水門祭」が10日に営まれた。コロナ禍の影響で4年ぶりの開催となった櫂伝馬競漕(かいてんまきょうそう)では、地元の青年らが力強くこいでレースを繰り広げ、多くの見物人から声援が送られた。

 櫂伝馬競漕は「鳳(おおとり)」「隼(はやぶさ)」の2隻が、大島港から往復約3キロの距離で速さを競う。今回、航空自衛隊串本分屯基地の隊員が能登半島地震の支援で参加できず、1隻のこぎ手を12人から10人、声をかけたり音頭を取ったりする伝馬幹事を3人から2人にして、艫櫂持(ともがいもち)1人の計13人で行った。

 両船は大島港を一斉に出発。かけ声に合わせて櫂をこぎ、約1・5キロ先に設置した旗を取って大島港へ引き返した。隼がリードして、そのままゴール。見物人から大きな拍手が起こった。