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5月24日(木) 「バイオ燃料企業」

 世界的に穀物の値段が高騰しているそうだ。その元凶はトウモロコシなどの穀物を、バイオマス燃料に回しているからだという。そんなことを続けていたら、食糧需給のひっ迫を招いて世界は大変なことになる。

 ▽バイオマス燃料は、木材や農産物といった生物を利用した資源だ。生物の成長過程でCO2を吸収するため、地球温暖化を抑制するには持ってこいの燃料である。ただ石炭や石油などの化石燃料に比べて、ガソリンに混ぜないと生み出す熱量が少なく、単独では利用できないらしい。

 ▽今年は試験販売として、首都圏で50のガソリンスタンドが、3%のバイオエタノールを混合したガソリンの販売を始めた。環境省などは、10%ぐらいまでの混合比を主張しているそうだ。2010年までに全国で販売される計画という。

 ▽日本で使用しているバイオエタノールはフランスからの輸入だそうだ。日本は国土の約67%を森林が占めている。輸入に頼らず、その有効利用を考えてはどうか。紀州は木の国だ。その豊富な森林資源をバイオマス燃料に生かさない手はない。

 ▽もちろん小さな資本ではできない。県が力を入れて間伐材などを利用する企業の設立を応援するなどの対策を立てれば、疲れ切っている県内の経済の建て直しにもなるはずである。県はこの問題でプロジェクトチームをつくり、本気で取り組むチャンスではないだろうか。(香)



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