AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

「白良浜の水質」

 白良浜海水浴場で起きている高波の対策を考えるため、県は今夏、あらためて波の調査をするという。

 ▼過去の本紙を繰ってみると、この高波は約620メートルある白良浜の中央部約250メートルの範囲で発生。その影響で一昨年の夏は14日間もこの範囲が遊泳禁止になっている。海水の流れに変化が起きているのだろう。

 ▼白良浜の観察を続けている人の話では、高波が目立つようになったのは7、8年前から。浜の南側にT型突堤、北側に潜堤が造られたことが影響しているのではないかという。

 ▼かつての浜は、砂が付近の高台まで分布していた。昭和初期には観光客が砂浜の斜面でサンドスキーを楽しむほどだったが、周辺に道路や観光施設ができ、開発が進むと状況は変わった。陸側からの砂の供給が途絶えて浜がやせ、1988年度からはオーストラリアの白砂が大量に投入されてきた。

 ▼海水の動きにはさまざまな要因がある。だが、昨夏は好天続きで原因の究明につながるデータは得られなかった。今夏こそ十分なデータを収集、分析し、原因を究明してほしい。

 ▼浜の水質管理にも注意が必要だ。白浜町は白良浜沖に浄化センターの排水を流しているが、その水は2次処理までにとどまっている。浜の北側では藻が大量に発生したこともあり、その原因も調べなければならない。

 ▼日本有数の砂浜を守る取り組みと、水質の保全。双方に目を配りながらの調査と対策が求められる。(沖)



更新)