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「自転車にはねられて」

 週1回、本欄の担当を始めたのが6年前。今回初めて2回の休筆をお願いした。自宅近くの多摩川堤防を散策中、暴走サイクリング車に激突され、全身に打撲を負った。緊急手術を受け、当面の危機は回避されて、先週末に退院した。

 ▼加害者は40代の会社員だが、傷害保険にも入っていなかった。他にも驚いたことが幾つかある。地元市は以前、この散歩道を爽快なサイクリングロードと宣伝、関東各地から愛好者を集めてきた。

 ▼一方、頻発する歩行者との事故に対しては、有効な対策を講じてこなかった。所々に「スピードの出しすぎに注意」という看板を出した程度である。これで事故防止ができると考えるなら、大甘である。

 ▼驚いたのは、並走する一般道路の自転車の制限速度は時速40キロ、歩行者でごったがえす堤防の上は何と60キロ。せめて極端に混雑する週末は競走用自転車の乗り入れを禁止するとか、歩行者と自転車の分離に知恵を絞ってほしかった。

 ▼警察も自転車事故の防止には冷たい。今回の件でも「加害者と話し合いを」と強調するだけだった。法の不備是正に最大限の努力をし、市民の安全を守るのは警察や市役所の責務であろう。こんな無責任な状況が継続されていたことにあぜんとする。

 ▼一方で、今度の事故では多くの知友、読者からお見舞いや励ましを頂いた。読者との関係が近い地域紙ならではである。今後の精進を誓い、心からのお礼に代えたい。 (倫)



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