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「子ども作文」

 本紙に随時掲載されている小学生の作文が楽しい。田辺・西牟婁国語科研究会の「第52回創作会」で入賞した中から、各学年3編ずつを紹介している「推薦作品」である。子どもならではの感性と観察力に驚き、頼もしくも思う。家族との日常生活を題材にした作文は、読んでいてほほ笑ましい。

 ▼新庄第二小1年、たに中こうた君の「ゴキブリたいじ」は、自宅庭で花の植え替え中に起きたゴキブリとの騒動を書いた。素早く動くゴキブリを恐がりながらも、お母さんと協力して退治する様子が生き生きと表現されている。母子の仲の良さが伝わった。

 ▼西富田小3年、稲田杏璃さんの「ヘビじけん」も、ほのぼの感がいっぱい。夜中に目を覚ますと、お父さんとお母さんが台所に侵入したヘビを追い出そうと悪戦苦闘している。「ぎゃあ」と声を上げてエビみたいに後ずさるお父さん。それを大笑いする家族。笑いに引き込まれながら、温かい家庭が目に浮かんだ。

 ▼中芳養小3年、西野陽仁君の「家のみかん」は、祖父母の畑で手伝った温州ミカンの収穫を題材にしている。作業中、おいしいミカンの見分け方を母から教わる。それは祖父母から母へ、母から子に伝えられる生活の知恵の一つである。こうした作業体験は、産地で育ったことや地元ミカンへの誇りにもつながるだろう。

 ▼掲載される作文はいずれも力作ぞろい。今週から高学年の作品が始まった。ぜひ読んでもらいたい。 (河)



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