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「『早い夏』と『長い夏』」

 白浜町と白浜観光協会が毎年5月3日に行っていた白良浜海水浴場の海開きの日程を変更し、今年から7月にするという。

 ▼毎年「本州で最も早い―」と報道され、南国・白浜を発信するイベントとして定着していたのに、どうしてかと聞くと、学校が夏休みになるまで海水浴客が少なく、ライフセーバーの確保も困難だからという。同じ理由で、これまで9月第2週までとしていた海水浴場の開設期間も8月末までとする。

 ▼確かに夏休みまでは人影も少ない。ライフセーバーも日本ライフセービング協会に依頼して夏休み中は配置しているが、県の「遊泳者等の事故防止に関する条例」では、海水浴場開設後はずっと配置する必要がある。それが満たされていないとして再三、指摘も受けたという。

 ▼白浜町が海開きを6月の第1日曜から5月に変えたのは2000年の春。「早い夏、長い夏」を打ち出し、本州で一番早い海開きをアピールした。海水浴客が減るなど景気低迷の影響を温泉街が深刻に感じていたことが理由だったと記憶している。

 ▼県条例ができたのは20年以上も前。全国では独自にライフセーバーを養成している所もあると聞く。その間、白浜町でも対策を取れなかったのかと、残念な思いがしないでもない。

 ▼町は、夏休みまでの間、浜でイベントをした方がより多くの誘客につながるという。全国でも有数の白砂の浜を生かした取り組みを期待したい。 (沖)



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