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「待望の定期演奏会」

 先日、紀南地方の市民オーケストラ「紀南オーケストラ」の楽団員から、3月末に名称を「紀南交響楽団」に改めたと連絡を頂いた。7月23日には上富田文化会館で第1回定期演奏会を開くという。

 ▼この楽団は、和歌山大学交響楽団OBの神屋綾子さん(35)=上富田町=が「オーケストラをつくりませんか」と、同じOBらに手紙で呼び掛けたのが始まり。2年余りで十数人規模になったが、20人を超えることができないでいる。

 ▼「紀南オーケストラ」とした時は楽団員がさらに少なく、暫定的な名称と聞いていた。「みんなで話し合い、いずれは名実ともに交響楽団に」と夢と願いを込めた。

 ▼楽団は今春で発足5年目。楽員は19人。けれども、数多くの課題を抱えながら協力し合って続けてきたことで、今後の展開に手応えを感じたのだろう。発表会やコンサートではなく「定期演奏会」としたところにも強い決意が感じられる。

 ▼市民オーケストラは全国的に増加傾向という。多くの市民オケが登録しているウェブサイトによると、その数約1200。実数はもっと多いとされる。しかし、登録団体は大都会に集中し、地方は極端に少ない。県内では紀北の2団体だけだ。

 ▼「クラシック音楽の発信源の一つになり、音楽で交流したい。急がず一歩ずつ歩めれば」と神屋さん。定期演奏会が仲間の増えるきっかけになればいい。そんな期待を込めて活動を応援したい。(沖)



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