AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

「紀勢道と動物の事故」

 「白浜町内の国道で夜間、ニホンジカと衝突しそうになった」と、狩猟が趣味の知人に話したら「紀勢自動車道でも、シカとの衝突事故が時々あるらしい」と言われた。

 ▼管理する紀南河川国道事務所に問い合わせたら、紀勢道で回収されたシカの死骸は2016年度9匹、17年度は現在2匹。タヌキは16年度に62匹、17年度15匹。15年度はともにゼロだった。それぞれ車と衝突して死んだとみられるが、シカも年間10匹近く死んでいたのには驚いた。

 ▼沿線にはもともと多くの野生動物が生息している。フェンスや警戒標識を設置するなど対策は取られているが、動物の目からすると、抜け道はあるのだろう。「犬に追われたシカは3メートルのフェンスも越える。高速道路に入って戻れなくなった場合もあるのでは」と知人はいう。

 ▼急に車線に飛び込んで来られると運転手もよけようがない。よけると危険な場合もある。生き延びたシカやタヌキを含めると、実際にはこの数字以上に動物と接触・衝突していると推測される。交通量の少ない夜間もスピードを控えめにし、注意深く運転する必要があると肝に銘じた。

 ▼20代のころ、夜の中国自動車道で、前方を走行中の車が落としたタイヤにぶつかったことがある。ヘッドライトの明かりにタイヤが見えた時には、もうよけられなかった。あの時、もしも急ハンドルを切っていたらと想像すると、今でも背筋がぞっとする。 (沖)


更新)