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「読む力、書く力」

 我田引水とそしられるかもしれないが、新聞には多くの効能がある。世界で起きていることの速報から身近な出来事の紹介、分かりやすい解説記事や読んでほっとするコラムもある。スポーツや娯楽に関する情報も丁寧に伝えている。

 ▼情報を入手し、知識を増やすだけではない。文章を読むことで知らず知らずのうちに読解力が養われ、人の意見を聞く能力も開発される。それが文章表現力の養成にもつながる。

 ▼ところがいま、新聞を読まない子が増える一方という。文部科学省が今年4月、小学6年生と中学3年生を対象に実施した2017年度全国学力・学習状況調査では「新聞を読まない」層の割合は、小学生が59・4%、中学生は69・1%。ともに前年より5%前後増えている。

 ▼学力テストの分析結果と照合すると、新聞を「毎日読む」「週1〜3回読む」「月1〜3回読む」層の正答率がすべての教科で平均より高かった。読解力や表現力が問われる国語Bの正答率は「毎日読む」層が小学校で約7ポイント、中学校では5ポイント高い。感想文や説明文を書くのが難しいと感じている小学生は59%、中学生は62%に上った。

 ▼相手の話を聞き、自分の主張を表現する力は、この社会では必要不可欠である。その能力を養うために、新聞の持つ役割にもっと目を向けてはどうか。小学生の頃から新聞と本を読み続け、魂の肥やしにしてきた人間の一人として、心からオススメしたい。 (石)



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