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「開通した京奈和道」

 8月下旬に開通した奈良県御所市の京奈和自動車道を走った。京奈和道は、和歌山市から奈良市を経由して京都府城陽市に至る延長約105キロの区間で建設が進められている。

 ▼今回、五条北インターチェンジ(IC)から御所南ICまでの7・2キロが完成した。3月には阪和自動車道と岩出根来ICが和歌山ジャンクション(JC)で結ばれており、紀南方面からの利用が便利になった。

 ▼和歌山JCは深い谷間に橋脚がそそり立ち、和歌山市内を見下ろす景観が印象的。そこから京奈和道を奈良方面に進むと、橿原市内でいったん一般道に下りる。自動車専用道の出口は混雑し、しばらく渋滞を覚悟する必要がある。全線開通はまだ先のようだ。

 ▼田辺市から天理市や奈良市への所要時間は、大阪経由の自動車専用道を通る方がむしろ短いかもしれない。京奈和道を利用するメリットは時間の短縮よりも、通行料が無料であるという点。例えば、休日に田辺市から法隆寺に行くのに必要な有料道路代は、京奈和道を利用すれば片道1620円。だが、大阪経由だとその倍以上かかる。

 ▼京奈和道のもう一つの効用は、紀北の世界遺産を身近にしてくれたこと。高野山のふもと、九度山町の慈尊院や丹生官省符神社、かつらぎ町の丹生都比売神社へは田辺市から2時間弱で行けるようになった

 ▼そこから高野山に至る世界遺産の町石道はおよそ22キロ。機会があればぜひ歩いてみたい。(長)



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