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「文章教室」

 昨日、紀伊民報が開いた文章教室で講師を務めた。「専門知識とプロの技を無料で教えます」という目的で市内の事業所が開いている「まちゼミ」の一つである。

 ▼参加者は小学校6年生から80歳を過ぎた方まで20人。みんなが紀伊民報の読者で、この水鉄砲のファンだという。文章を書くヒントを得たいという気持ちと、このコラムを書いている筆者の顔を見たいという気持ちで参加されたようだ。

 ▼さて、何から話したらいいのか。たった一度の勉強会で、劇的に文章力が向上するはずもない。でも、実際に日々文章を書いている人間から話を聞いて、何かのヒント、手掛かりをつかみたいという参加者の気持ちもよく理解できる。

 ▼そこで、文章を書くためには読書、思索、観察が必要だと、作家の永井荷風、民俗学者の宮本常一の随筆などを例に説明。それに僕が以前に書いた記事やコラム集を資料として提供した。

 ▼続けて、即席の上達法として(1)100字をめどに改行し、そこで書き手も読み手も一呼吸入れるようにしよう(2)一つの文に主語と述語は一つずつ、形容詞や接続詞は極力使わない(3)書き上げたら必ず誰かに読んでもらおう。分からないと言われたら、練り直せばよい―と話した。

 ▼あっという間に予定した時間は終了。その後は参加者からの質問で盛り上がった。終了後の感想文からいくつかヒントを頂いたこともあり、話し手にとっても刺激的な時間だった。 (石)



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