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「彼岸とおはぎ」

 23日は「秋分の日」。彼岸の中日である。この季節になると、決まっておはぎが食べたくなる。昨日も、会社からの帰りに購入した。二つはご先祖様に、もう二つは両親へのお供えに、残る一つは僕が食べるためである。

 ▼おはぎには、子どものころの思い出が詰まっている。お彼岸になると必ず、農作業の合間に母親が手早く作ってくれた。出来上がると、決まって「仏さんに供えてきて。ススキやハギの花があると、もっと喜んでくださる」という言葉が続く。それを聞くと、すぐに近所のあぜ道や土手に駆け出し、ススキやハギの花を摘んできた。

 ▼お彼岸とは仏教の言葉で、先祖供養の日とされている。農家では作物の豊作を祝い、実りに感謝する意味も込めていた。だから、どんなに忙しくても、欠かさずおはぎを作り、先祖を供養してきたのだろう。

 ▼「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、春も秋も、彼岸は季節の変わり目である。この夏は雨が降らず、記録的な暑さが続いたが、それでもこの季節になれば、高い空にうろこ雲が広がり、郊外の田んぼもすっかり収穫を終えている。

 ▼朝夕は驚くほど涼しく、草むらではコオロギが競うように鳴いている。日課にしている夜の散歩も半袖、半パン姿では寒い。汗もほとんどかかないから、予定の時間を超えてもどんどん歩ける。

 ▼これがはたして健康づくりに役立つのかどうか。効果があると信じて続けたい。 (石)



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