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「マーフィーの法則」

 北朝鮮の核ミサイル開発を巡って、米国と北の激しい言葉の応酬が続いている。それをロシアのラブロフ外相は「まるで子どものけんかだ」と皮肉る。

 ▼トランプ米大統領の「必要なら北を壊滅させる」という発言は、米国にその実力があるだけに不気味だ。北の独裁者の発言はただの強がりにも響くが、当面は日韓など近隣国を人質に取りながら徐々に対米直接攻撃力を付け、核で核攻撃を思いとどまらせる相互抑止力の完成が狙いのようだ。

 ▼20年ほど前「マーフィーの法則」がはやった。代表例は「トーストを落とすと、必ずバターのついた方が下になる」。人生の一面を皮肉たっぷりに述べた例が次々紹介された。「常に最悪状態を想定せよ」という教訓であり、ユーモアに富む経験則ともいえる。

 ▼北の核問題について、ロシアのプーチン大統領は「草を食べてでも核大国を目指す意思は変えそうにない」という。米国の一部には、北の核保有承認を前提に交渉すべきだという意見が出ているが、これはこれで世界の現状をひっくり返す起爆剤になる。後に「ならず者国家」が続く可能性があるし、韓国、日本の核装備問題も議論になる。

 ▼マーフィーの法則は「起こる可能性のあることは、いつか必ず起こる」という。もし、その法則通り北か米国の暴発が実現したら大変だ。ここは国際連帯による徹底した対北圧力で、危機をしのぐことしかないのではないか。(倫)


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