AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

「開票日のアクシデント」

 選挙投開票日の紙面制作は緊張する。総選挙ともなれば、地元選挙区の情報を中心に、全国的な状況もいち早く伝えなければならない。

 ▼さらに今回は、有力候補の一騎打ちとなった新宮市長選が加わり、開票日当日には超大型の台風21号が襲来した。和歌山市や新宮市には応援の記者を配置。台風関係の被害をチェックする記者の配置も必要だ。緊張感は倍加し、作業量も一気に増える。

 ▼そんな中、新宮市の開票所に向かっていた記者の車が途中の国道168号の冠水でエンジンが止まってしまった。応援を求めて開票所までたどり着いたが、今度は新宮市の選挙管理委員会から緊急の連絡。「道路が冠水し、熊野川地区の投票箱が開票所に運べない。開票開始が大幅に遅れるのは確実」という。

 ▼刻々と締め切り時間が迫ってくる中、まだ投票箱が届かない。当然、開票も始まらない。万一、地元の選挙結果が掲載できなかったらどうするか。気持ちは焦るが、当方には何も打つ手がない。

 ▼困り果てたところへ午後11時半、三重県熊野市を経由して投票箱を運び、開票作業が始まったと知らせが届く。1回目の開票速報が翌日の午前0時半。午前1時半になってやっと大勢が判明し、最終的には確定票も掲載できた。

 ▼前日からの48時間雨量が800ミリを超す豪雨の中、予期せぬ出来事にも負けず、懸命に投票箱を運び開票作業を進めた方々のおかげである。心から感謝したい。 (石)



更新)