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「新聞配達」

 本紙の広告欄に「第24回新聞配達に関するエッセーコンテスト」の入賞作品が掲載されている。コンテストは「大学・社会人」「中学生・高校生」「小学生」の3部門。海外を含めて計3541編の応募があったという。それぞれ新聞配達に関わる人や読者の心温まる話が紹介されている。

 ▼大学生・社会人部門の最優秀賞になった青山未花子さん(24)の作品「見ていてくれた人」は、新聞奨学生として大学に通っていた時の逸話。最後の配達日、午前2時にポストの前で待っていてくれた人から卒業を祝い、4年間の感謝をつづった手紙をもらった喜びを記し「新聞配達人はお客様に気付かれてはいけない。けれど、新聞を介して確かにお客様とつながっていると、強く思う」と結んでいる。

 ▼日本新聞協会によると、日本の新聞発行部数は4328万部。その95%が32万人の販売所従業員らによって戸別配達されている。私の自宅にも毎朝3時ごろには全国紙が、夕方4時ごろには本紙が届けられる。テレビやネットで情報を得られる時代だが、新聞がないと落ち着かない。本紙の配達時間が遅れると、会社に問い合わせの電話が相次ぐが、その気持ちはよく分かる。

 ▼新聞の戸別配達は日本独自に発達したシステムという。雨や雪の日、風の強い日もあり、苦労も多い仕事だけど、そういう人たちに支えられて新聞が届く。作る側としては心強く、感謝の気持ちしかない。 (河)



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