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「成人式の言葉」

 8日は「成人の日」。紀南の自治体では、この日に先立って相次いで成人式が催された。3日には上富田、すさみ、串本、那智勝浦町と北山村。4日は新宮市、白浜、みなべ町、7日には田辺市と印南町。

 ▼それぞれ正月の帰省時や3連休の真ん中に成人式を設定し、より多くの対象者に参加してもらおうという配慮である。進学や就職で県外に出て行く若者が多いこの地ならではの工夫といえよう。

 ▼本紙の記事と写真が伝える会場や式典の様子から、この日を心から祝い、喜び、楽しむ若者の姿が伝わってくる。その記事を読みながら、50年以上も前の僕の成人式のことを振り返った。式には出席したが、当日の服装と、当時2浪中の友人が寂しそうな顔をしていたことしか思い浮かばない。町長の祝辞も新成人代表の言葉も、何一つ記憶にない。

 ▼もったいない話である。せめて今日は、本紙で紹介した新成人代表の誓いの言葉をいくつか再掲しておきたい。こんな言葉である。「これからは少しずつ誰かを支えられる人間になりたい」(上富田町・大浦菫)「大人としての自覚と責任を持って歩んでいくことを誓う」(白浜町・藤藪凜)「言葉や態度で感謝の気持ちを表現し、自分の心を素直に伝えられるようになりたい」(すさみ町・西村雅矢)。

 ▼記憶は薄れても紙面は半永久的に残る。苦しい時は、こうした言葉と20歳の自分を振り返り、自らを励ましてもらいたい。(石)


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