AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

「若い才能」

 先週末は、若い才能が立て続けにビッグニュースを届けてくれた。平昌五輪ではフィギュアスケートの羽生結弦選手、スピードスケート女子500メートルの小平奈緒選手が金メダルを獲得。中学生棋士、藤井聡太五段は朝日杯将棋オープン戦で優勝、わずか16日間で六段に昇段した。

 ▼土曜の昼は出先での予定を中断し、羽生選手の演技を見るためにテレビのある食堂に入った。きつねうどんをすすりながらの観戦である。従業員も仕事の手を休めて画面に見入っている。優勝が決まった瞬間には、客も従業員も一緒になって喜んだ。

 ▼日曜日には小平選手が体中から炎の出るような滑りで優勝。堂々の五輪新記録だ。「回りが何も見えないくらいうれしい。全て報われた」という言葉に「良かったなあ」と思わず声を上げた。

 ▼藤井五段は準決勝で羽生善治竜王、決勝で広瀬章人八段を破っての栄冠。15歳6カ月での棋戦優勝は「神武以来の天才」と称された加藤一二三九段の15歳10カ月を抜く新記録である。実力勝負の棋界で佐藤天彦名人を破り「永世七冠」「国民栄誉賞」の羽生竜王を倒すとは、末恐ろしい中学生だ。天才という言葉を充ててもまだ足りない気がする。

 ▼魚釣り名人、ミカン作りの天才…。活躍の舞台は異なっても、こうした才能は紀南各地に眠っているのではないか。彼らがさらに精進し、才能に磨きをかければ、この地の明日が開けるのではないか。期待しよう。 (石)


更新)