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「横断歩道」

 毎朝7時ごろ、犬を連れて自宅周辺を30分ほど散歩する。近くの県道はその時間帯、通勤の車が一気に増えて混雑する▼自宅に帰るには県道を渡らねばならず、横断歩道の手前に立って待つのだが、運転者が気を利かせて一時停止してくれることはほとんどない。まれに止まってくれる車があると「犬を飼っている人だろうか」と勝手に想像してしまうほどだ▼信号機が設置されていない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている状況で、一時停止する車の割合は全国平均で8・6%。日本自動車連盟(JAF)のそんな調査結果が本紙に掲載された。都道府県別で一番高かったのは長野の58・6%。逆に低かったのが和歌山。何と1・4%で、三重と並んで低い順から3番目だった。100台の通過車両があっても1、2台しか止まらない計算になる▼県外からの移住者に、和歌山の交通マナーの悪さを指摘されることがたびたびある。悔しいけれど、こんな数字を突き付けられると、認めざるを得ない▼調査によると、一時停止しない理由には「自分が停止しても対向車が停止せず危ない」「後続車がなく、自分が通り過ぎれば歩行者は渡れる」「歩行者が渡るかどうか分からない」などが挙がっている。情けないが自分の運転でもあり得るのではないか、と思ってしまう▼交通弱者に気を配り、心にゆとりを持ってハンドルを握る。一年のスタートの誓いとしたい。(河)


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