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「新聞に四季が生まれ」

 最近、読者から「カラー紙面が増えて楽しいよ。写真も素晴らしい」などという言葉を頂戴することが増えた。「輪転機を更新し、カラー印刷ができるページが増えただけですよ」なんて答えているが、内心はうれしくてならない▼新聞記者になったのは1968年3月。当時はカラー写真の載る新聞なんて夢の夢。家庭のテレビも白黒だった。一方で、写真誌やグラフ誌には、美しいカラー写真が掲載されており、いつか新聞にも四季の彩りを盛り込みたいと夢を描いていた▼時代が昭和から平成に移る前後から全国紙にカラー写真が目立ち始めたが、それでも印刷は不鮮明で色もすっきりしない。やがてコンピューター制作の新聞が一般化し、それに伴ってカラー印刷技術も飛躍的に向上して、新聞に彩りが加わった▼紀伊民報も積極的にカラーページを増やしていったが、それでも輪転機の能力には限界があった。それが一昨年の春に輪転機を更新。社会面や地方版にもカラー写真が掲載できるようになって一気に紙面が変わった▼最近の紙面でも護摩壇山の夜明けと雪景色、望楼の芝の野焼きなどの写真が季節の彩りを伝えてくれる。紙面映えがよくなって記者の意欲も高まり、見応えのある写真を積極的に撮影、出稿するようになってきた▼紙面映えが記者を刺激し、それが読者の評価につながる。その評価がまた紙面に反映される。地域紙ならではの良さである。(石)


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