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親子釣り奮闘記(4) 磯釣り

 今回の体験で、最後に磯釣りをすることにした。以前、波止場でサビキ釣りをした際、地元で「木っ葉(こっぱ)グレ」と呼ばれる小さいサイズのグレがたまたま釣れ、息子がすっかり気に入った。それ以来、釣りといえば「こっぱ」が口癖になっている。

 6月下旬の早朝、白浜町日置の志原海岸に向かった。釣り好きの友人と何度か行った磯である。

 磯に着くと先客はいなかった。周りを見渡しても遠くに数人いる程度。「釣れるのだろうか」と少し不安になった。今年、どこの磯も釣果は芳しくなく、釣りに行く人は少ないと聞いていた。それでも、「梅雨時期のグレは梅雨グレと呼ばれ、数多く釣れるらしいで」と息子に説明し、自分にも言い聞かせた。

 用意したオキアミに集魚剤を混ぜてまいた。しばらくして小さい当たり。釣り上げてみると小サバだった。サビキ釣りだと喜んだ魚も、今回は餌取りにすぎない。迷わずリリースした。

 その後も小サバが続いた。思えば1回目から小サバばかり釣っている感じがする。「投げるポイントが悪いのか?」「浮き下の深さが足りないのか?」。いろいろ考えてみても何分、素人。友人に助けを求めると昼すぎに来てくれた。

 友人が遠めの深いポイントに何度か投げた。餌が取られ、感触はありそうだ。

 ほどなく大きな引きがあり、息子とバトンタッチ。さおのしなりは大きく、息子だけでは手に負えず、私も手伝って釣り上げた。

 なんと全長50センチのクロダイ(チヌ)だ。これには息子も大興奮。「こっぱ」狙いのはずが、思わぬ大物。友人のおかげでいい体験ができ、釣り好きはさらに高まりそうだ。 (Y)

=おわり


写真【大物チヌを持ってこの日一番の笑顔(和歌山県白浜町日置で)】

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