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釣っとコラム 電気クラゲに注意

 夏も終盤を迎えると、海ではクラゲによる被害が多くなる。最も恐れられているのは刺された時の痛みから電気クラゲの呼び名で有名なカツオノエボシ。釣り人も注意が必要だ。専門家は「刺された場合、速やかに医療関係で診てもらって」と呼び掛けている。

 カツオノエボシは青色の風船の下に多くのひもがぶら下がったような形をしている。普段は大洋をすみかにして長く伸びた多数の触手にある刺胞で魚を捕まえて餌にしている。自身の力で移動することはできず、沖合からの風が吹き続けると、沿岸に流れ着いたり打ち上がったりする。

 触手は10メートル以上に伸びることもある。刺されると体中に電気ショックのような激痛が走り、刺された所がミミズ腫れになる。

 少し前になるが、グレ釣りをしていた友人が道糸に絡んだごみを取ろうとした時、カツオノエボシの触手を青いナイロン糸と見間違えて触ってしまった。指先に激痛が走り、慌てて手袋を外したため、手袋に絡みついていた触手が肌に触れ、毒針が再度発射されて指はぱんぱんに腫れ上がっていた。

 クラゲに詳しいベニクラゲ再生生物学体験研究所(白浜町)の久保田信所長によると、これからカツオノエボシが来襲する可能性があるという。「触手が絡みついていたら海水の中で丁寧に剥がす。水道水で洗うと、まだ発射していない刺胞が刺激を受け、より多くの毒を体内に注入してしまう。絶対に真水は使わないで」と呼び掛けている。 (海)


写真【砂浜に漂着したカツオノエボシ(白浜町で)】

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