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2024年04月30日(火)

イベント詳細

鉛筆画展「動物を描いて、もうすぐ七年」

開催日時 2024年4月15日(月) 〜5月6日(月)
開催場所 「アサビレッジ」
白浜町
イベント詳細  京都市の画家、琴塚吉太朗さん(42)が、白浜町にある宿泊やカフェの複合施設「アサビレッジ」で、鉛筆画展「動物を描いて、もうすぐ七年」を開いている。カバ、キリン、クジャクなどの絵を展示している。5月6日まで。

 琴塚さんは京都市生まれ。市内の高校卒業後、ミニバイクで日本中を旅するなどし、20代後半から独学で絵を描き始めた。
 その後、家にひきこもりがちになったことをきっかけに、外で絵を描こうと京都市動物園の年間パスポートを購入。2017年5月からほぼ毎日、動物園に通って絵を描いている。手作り弁当を持参し、開園の午前9時から閉園の午後5時まで作品制作に没頭する日も。その姿が話題になり、テレビや新聞などに取り上げられた。
 作品は、質感や形の細部を表現するため、全作品を鉛筆のみで描いている。しわ、毛など一本一本を細かく丁寧に描いており、作品を1点完成させるまで1~5カ月かかるという。作品の展示会場には、絵の細かな線を見るために虫眼鏡を置いている。 
 今回の個展は、新作4点を含む鉛筆画14点のほか、動物とのエピソードを描いたアクリル画6点も展示。7年間で描いた2300枚以上のスケッチを見ることもできるほか、オリジナルのポストカードや缶バッジなどを販売している。
 琴塚さんは「この機会に作品を見ていただければ幸い」と話している。
 アサビレッジの営業時間は午前8時~午後10時。カフェで飲み物などを1品注文すれば、絵の観覧は無料。琴塚さんは27日~5月6日に在廊する予定。
 5月5日午後1時~2時半には、アサビレッジでイベント「皆で絵を描いたら何ができる?」を開く。参加対象は4歳以上で、参加費は500円と1品注文。同日午後6時からは、作品解説と飲食を楽しむイベント(飲食代が必要)もある。
 問い合わせは、アサビレッジ(0739・42・2245)へ。