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梅のひょう被害8億円 過去最悪レベル

 和歌山県は29日、みなべ町や田辺市などで27日に降った「ひょう」による梅の被害額が県内で8億459万円に上ると発表した。ひょうによる梅の被害では過去最悪レベルで、調査を継続中という。

 県農林水産総務課によると、27日午後6時半ごろから15分間程度、県中部でひょうが降り、梅の実を傷つけた。被害面積は1002ヘクタール。

 最も被害が大きかったのはみなべ町で、埴田や東吉田、晩稲、東本庄などで梅畑計768ヘクタールに広がり、被害額は4億1087万2千円。

 田辺市は上芳養と中芳養の梅畑221ヘクタールで被害額は3億8263万8千円。白浜町では日置の梅畑13ヘクタールで被害額は1108万1千円に上る。県は「梅の実は1センチほどの大きさで、実の表面が傷ついたり、へこんだりした」と話す。

 被害による減収量は3180トンになるという。

■「ひどい状況肌で感じた」 田辺市長が被害視察

 田辺市の真砂充敏市長は30日、ひょうによる梅の被害状況を視察するため、同市上芳養地区の梅畑を訪れた。園地を見た市長は「現場のひどい状況を肌で感じた」と話した。

 この日は正午前、同地区の梅農家約30人がJA紀南の上芳養支所に集合。市長らが合流し、農家の案内で同地区内の園地を見て回った。

 上芳養日向、池永拓弥さん(44)方の園地では、枝いっぱいについた約1センチの実がへこんだり、傷がついたりしている。約2ヘクタールで梅を栽培している池永さんは「全体の8割が被害に遭った。残り2割の園地は今年は実がついていない。去年の4分の1の収入があればいいほう」と肩を落としていた。

 市長は視察を終え「すぐさまこうする、とはならないが県、JAと連携して対策を講じたい」と話した。


【梅農家から被害状況について説明を受ける真砂充敏市長(左)=30日、和歌山県田辺市上芳養で】

更新)


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