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長期計画原案にカジノ誘致盛る 和歌山県

 和歌山県は、来年度から10年間で目指すべき将来像や施策の方向性などを示す新しい県長期総合計画の「原案」をまとめた。人口減少抑制や防災、産業などの目標を記載しているほか、国会で整備推進法が成立したばかりのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致も盛り込んでいる。21日から県民の意見を募集している。1月20日まで。

 県は11月、目指す将来像を「世界とつながる 愛着ある元気な和歌山」とする「素案」を公表。これに項目ごとの具体的な課題や方向性、数値目標などを加えて「原案」にまとめた。

 観光振興の項目では、IRについて「国際競争力の高い魅力ある滞在型観光を実現するため、関係自治体や経済界などと連携し、IR(統合型リゾート)の誘致を目指す」と記載した。

 このほど開かれた県議会の特別委員会では尾崎太郎議員(自民)が、IR整備推進法が成立したことを受けて質問。「長期総合計画で誘致を打ち出した以上は、具体的な行動が必要」とした上で「いったいどこに持ってこようとしているのか。よその自治体では具体的な場所を明示している。場所を絞り込んで県民運動として、経済界を巻き込んで、誘致運動していく時期に来ているのではないか」と誘致候補地を聞いた。

 仁坂吉伸知事は「県として可能性のある場所を三つ選んでいる」とし、3年ほど前から、和歌山市の「コスモパーク加太」と「マリーナシティ」、白浜町の南紀白浜空港跡地を業者などに紹介しているとした。候補地の絞り込みについては「大事なのは業者の意向」とし、業者などに打診しながら進めたいという。

 その上で「熱心にやろうとしている企業に、もっと積極的にこれからアプローチしないといけない」と意欲をみせた。

 原案は県ホームページ(HP)や各振興局企画産業課などで閲覧や入手ができる。



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