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インフルエンザウイルス抑制 梅酢ポリフェノールで特許

 和歌山県の田辺市とJA紀南は22日、梅酢から抽出した「梅酢ポリフェノール」の抗インフルエンザウイルス作用を生かした医薬品や食品の製造について、特許を取得したと発表した。商品化を視野に、臨床試験も始まっている。

 この日、研究を主導したメンバーである和歌山大学食農総合研究所の三谷隆彦客員教授と県立医大の小山一・博士研究員が田辺市役所で特許内容を説明した。

 梅酢ポリフェノールは、インフルエンザウイルスの増殖を抑制し、感染性を消す作用がある。人体への安全性も高い。すでに大量に製造する方法が確立されており、うがい薬、機能性食品などへの利用が考えられるという。

 三谷客員教授らは梅酢ポリフェノールをうがい薬に活用するため、2015年11月に顆粒(かりゅう)剤に加工した。渋味や苦味があるため、摂取しやすいように改良した。15年12月〜16年4月に約30人を対象に、人体への安全性を調査し、異常は出なかった。

 臨床試験は昨年12月から始めた。約300人に1日3〜5回、60日間、顆粒剤を水で溶かしてうがい液として使用したり、そのまま口で溶かしたりしてもらい、インフルエンザや風邪をどの程度予防できるか調べている。試験はみなべ町の東冬彦医師主導で進めており、試験結果は今秋に判明する見通し。


【梅酢ポリフェノールで作った試験用の顆粒剤】

更新)


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