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凱旋公演に向け稽古に熱 演劇「彦五郎物語」

 和歌山県上富田町の町民創作劇団が3月5日午後7時から、同町朝来の上富田文化会館で、町の防災の歴史を伝える劇「彦五郎物語」を公演する。子どもから大人までの劇団員が連日、稽古に励んでいる。

 有志でつくる町民創作劇実行委員会(山口仁美代表)が毎年この時期、地元の伝説や史実を題材にした創作劇を公演している。8回目。

 「彦五郎物語」は、富田川の氾濫を鎮めるため村人の彦五郎が進んで人柱になった伝承に基づいている。これまで町内で4回公演。昨年8月には、町と災害時の相互応援協定を結んでいる石川県津幡町でも約400人の前で演じた。初の県外公演が好評だったことから、故郷に凱旋(がいせん)する意味を込めて再び上富田町で演じることにした。

 劇団員は小学校低学年から70代までの出演者36人のほか、演出、照明、音響、着付けなどの裏方が10人ほど。1月初旬から岩田公民館で稽古を始めた。今月に入ってからはほぼ毎晩集まっている。

 このほど上富田文化会館であった稽古では、出演者が本番を想定して舞台の大きさや立ち位置を確認しながらせりふを合わせた。劇では、彦五郎が人柱になるまでの葛藤や周辺の人たちの生活などを描き、昔と現代で場面を行き来する。


【「彦五郎物語」の稽古に励む劇団員(和歌山県上富田町朝来の上富田文化会館で)】

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