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龍神村で土壌学の調査観察会

 土壌学の分野の一つペドロジーの発展と知識の普及を図る「日本ペドロジー学会」はこのほど、和歌山県内で初めての総会とシンポジウムを開いた。野外の調査観察会もあり、参加者が田辺市龍神村の日高川河床にある断層や地層を見学した。

 土壌がどのように生成してきたのかを研究するには、土の材料である岩石のことを知る必要があるが、学会のメンバーは農業系の学者が多いことから、地質などの専門家を講師に招いて和歌山市でシンポジウムを開き、知識を深めた。

 「紀伊半島の自然と土壌」と題したシンポジウムでは、紀伊半島の地質、地形、植生、土壌、林業について専門家が講演。翌日は高野山(高野町)や田辺市龍神村を訪れた。

 龍神村西の日高川であった調査観察会は、シンポジウムで紀伊半島の成り立ちについて講演した、和歌山大学災害科学教育研究センター客員教授の後誠介さんが講師を務めた。

 参加者は解説を聞きながら、断層によって7千万年前より古い時代と、6千万年前の時代の地層に分かれている箇所や崩壊した場所などをつぶさに観察した。


【日高川の河原で後誠介客員教授(中央)の解説を聴く参加者=和歌山県田辺市龍神村西で】

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