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城郭群でまちおこし 白浜町日置川流域

 和歌山県白浜町の日置川流域でかつて栄えた安宅氏の城郭群を守り、生かそうと官民が協力している。有志らは認知度を高めるための取り組みを考え、町は国指定文化財にするための調査をしている。

 安宅氏は中世に熊野水軍を率いた。同町安宅にある本城跡を中心に、その裏山や対岸、上流、河口などに八つの城跡がある。地域では小学生が見学に訪れたり、関連する講座を開いたりしている。

 城郭群を生かして地元を盛り上げようとしている有志に、冷水喜久夫さん(66)=白浜町大古=と尾崎彰宏さん(70)=同町日置=がいる。ともに元町職員だ。

 冷水さんは「これだけまとまって残っているのは全国的にも珍しいはず。何とかまちおこしにつなげていきたい」。尾崎さんも「遺産を守り、継承するためにも地元の意識を高めたい」と話す。

 歴史の話にありがちな「難しそう」「マニアック」という印象をぬぐい、親しみを感じてもらう手段として、人形芝居や紙芝居で安宅氏を紹介したり、地域に残る民話を生かしたりできないかと考えている。協力をどう募るかが課題という。

 城郭群域には熊野古道大辺路があるほか、日置川流域では民泊の取り組みもある。これらと関連づけた活用も考えられる。


【催しの参加者に説明する冷水喜久夫さん(右)。「城郭群をまちおこしに生かしたい」と話す=和歌山県白浜町大古で】

更新)


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