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犬猫の殺処分ゼロへ 和歌山県が動物愛護計画案

 人と動物の共生社会を目指そうと、和歌山県は2017年度から5年間で、犬と猫合わせて年間約2800匹の殺処分をゼロにし、苦情相談件数を9割以上減らす「県動物愛護管理推進計画」案を作成した。保健所の引き取り数を減らし、飼い主への返還・譲渡率を上げる。県民からの意見を踏まえ、5月ごろには策定したいという。

 計画は17年度から10年間で、5年後に一度見直す。

 15年度の県内の犬の殺処分数は272匹で、06年度の1476匹より8割以上減少した。要因は、保健所の引き取り・保護数が06年度の1817匹から15年度は520匹へと大幅に減少したことに加えて、飼い主に返還したり新たな飼い主に譲渡したりした割合が06年度の18・4%から15年度49・2%に増加したことによる。

 一方、15年度の猫の殺処分数は犬の10倍近い2478匹。06年度の3951匹から10年で4割近く減ったが、全国的に見れば依然多く、人口当たりに換算すれば、都道府県で3番目の多さ。殺処分されたうち、7割が生後3カ月未満の子どもで、管理できないほど大量に引き取られ、病気に感染することもあるという。

 計画案では、猫、犬とも21年度には治癒の見込みがない時の安楽死処置と自然死を除き「殺処分ゼロ」を目指す。そのための目標値として、引き取り・保護数を犬、猫とも8割以上減らし、返還・譲渡率は犬を49・2%から60%に、猫を3・9%から50%に上げるとしている。

 具体的には、飼い主が責任を持って一生飼養することを啓発。所有者からの猫や犬の引き取りは、相当の理由がない時は原則拒否▽遺棄防止のためマイクロチップなど所有者が分かる措置の普及▽会員制交流サイト(SNS)などを利用して迷い犬や迷い猫の情報を周知し返還率向上―などを目指す。



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