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南高梅の収穫、平年比77% 過去10年で3番目の不作

 和歌山県のJA紀南管内で栽培される梅の主力品種「南高」の今季の収穫量が、現時点の推計で1万7741トンとなり、平年と比較すると77%、昨年との比較だと85%にとどまった。過去10年間では3番目に少ない。少雨や低温の影響で実太りが進まず、収穫量に響いたとみられる。

 JA紀南梅部会がまとめた。過去10年間で最も少なかったのは2012年の1万5144トン、次は10年の1万5970トン。今季はそれよりも多いが、平年の2万3069トンを2割以上下回った。最多だった13年の3万57トンと比較すると59%にとどまった。

 減収の原因は、2月の開花時期にミツバチの受粉活動が寒さで鈍くなったために実の数が少なく、その後も低温や少雨の影響で実太りが進まず、小玉傾向になったからだという。大きさは平年なら2Lの次に3Lが多いが、今季はLが多かった。4月中旬に低温に加え、強風があったことでかいよう病が多発したことも影響したという。

 収穫は青梅が平年並みの5月29日から、加工用の落ち梅が6月8日ごろから始まった。終わりは7月下旬で平年並みだったが、園地によっては不作の影響で早まった。

 小梅は803トンで昨年比95%、平年比94%。古城は543トンで昨年比94%、平年比77%だった。

 収穫量が少なかったことで、南高の青梅の全国市場への出荷量は2242トンとなり、過去8年間で最少だった。計画(3160トン)の71%にとどまった。


【主力品種の「南高」を収穫する農家。今季は不作となった(和歌山県田辺市で)】

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