AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

スルメイカ不漁 すさみ町、水揚げごくわずか

 全国的にスルメイカが不漁の中、和歌山南漁協管内の田辺市からすさみ町でも記録的な不漁となっている。

 同漁協管内でスルメイカを水揚げしているすさみ町のすさみ漁港では毎年6〜8月が漁の最盛期を迎える。同漁協すさみ支所によると、5年ほど前は最盛期で月に10〜20トンの水揚げがあったが年々減少し、2016年中は約12トン、15年中は約9トンしかなかった。今年は6月が170キロ、7月が3トン。8月に入ってからはほとんど水揚げがない。漁に出ても水揚げが期待できないため、出漁を控える漁師が多いという。

 1キロ当たりの価格は多い時では200〜300円ほどだったのが、今では600〜800円に上がっている。

 同町のスルメイカ漁は全国的に珍しい「昼釣り漁」。夜に漁船の集魚灯でおびき寄せて釣る方法が一般的だが、同町では早朝に出港し、午後の競りまでに水揚げする。疑似餌を付けた仕掛け糸を水深200メートルほどの海底近くから巻き上げて釣る。

 すさみ支所では、取れたてのスルメイカを乾燥機で回転させ一夜干しにして事務所で販売していた。観光客らに人気があったが、不漁で数年前から販売していないという。同支所ではスルメイカのハガキ「するめーる」も販売し、暑中見舞いや年賀状として人気がある。今のところ冷凍保存した在庫があるが「このまま不漁が続けばどうなるか」と気をもんでいる。


【水揚げが少ないスルメイカ(和歌山県すさみ町のすさみ漁港で)】

更新)