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患者らが気軽に交流 がんのきょうしつ5年目

 和歌山県田辺市稲成町、オークワパビリオンシティ田辺店敷地内の「よりみちサロンいおり」で月1回開かれているがんサロン「がんのきょうしつ」が今年で5年目を迎えた。がんを患った仲間たちと街中で気軽に交流できる場として参加者に好評だという。

 がん患者を支援するピアサポーターの出羽明美さん(55)=田辺市末広町=が主催している。2013年6月、県内初の街中がんサロンとして市社会福祉協議会の協力で開設した。訪れるのは、がんの経験者、その家族、支援者ら40〜80代の人々。毎回15人前後が訪れている。

 きょうしつでは、飲み物を楽しみながら参加者同士で交流する。犯罪被害防止の啓発や福祉の講座が開かれる時もある。

 20日には市社福協のケアマネジャーによる「がんと介護保険」の講座があった。約20人が参加し、介護保険の申請方法やサービスなどの説明を受けた。

 講座後は参加者が自由に交流した。闘病生活の話やがんを患った芸能人の話、趣味の話や遊びに出掛けた思い出など、病気の話だけでなく、世間話もして会話を楽しんだ。

 2年前から毎月参加しているという田辺市内の男性(77)は、56歳の時にぼうこうがんを患った。15年春にがんが再発し、ぼうこうの摘出手術を受けた。「きょうしつの存在を知りつつも、抵抗があってなかなか来ることができなかった。妻の勧めで来てみると、参加している皆さんが和気あいあいとしていた」

 出羽さんは「きょうしつに興味を持っても、なかなか一歩踏み出すのが大変でしょう。参加者の皆さんは、追わず拒まずで温かく出迎えてくれます」と話している。

 がんのきょうしつは毎月第3水曜の午後1時半〜3時半に開かれている。


【介護保険についての講座で、ケアマネジャーから介護保険の説明を聴く参加者(和歌山県田辺市稲成町で)】

更新)


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