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世話した野生動物千匹 鳥獣保護管理員30年の山本さん

 和歌山県田辺市新庄町の山本實さん(90)が、県の鳥獣保護管理員を務めて今秋で30年になった。山本さんは保護管理員として、けがを負ったり、病気になったりして保護された動物の世話を熱心にしており、その累計は千件を超えている。山本さんは「世話するのが大変になってきたが、体力の続く限り続けたい」と話している。

 保護管理員は県内に51人。知事の任命を受けて狩猟者への指導や密猟の取り締まり、鳥獣の保護活動をしている。ガン・カモ類の生息調査にも協力している。山本さんは1987年10月に任命された。

 保護された疾病動物で山本さんが世話した件数は、2017年度が10月末までで25件、16年度は28件、15年度と14年度は38件ずつで、近年は30、40件前後で推移しているという。

 世話した動物の種類は30種以上に上る。コノハズク、チョウゲンボウ、ミズナギドリ、ハト、ゴイサギ、キジ、カモ類、ツバメなど鳥が大半だが、サルやイタチ、アナグマ、タヌキ、ウサギなどもあり、小型の動物が多い。

 世話する期間は1週間以内が多いが、1カ月以上になることもある。「鳥の卵を保護した場合、ふ卵器でふ化させ、しばらく飼育する。キジの場合は、ふ化後120日ほど育ててから放す」という。


写真【保護した卵をふ化させ、120日余り育てたキジと見守る山本實さん(和歌山県田辺市新庄町で)】

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