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アルテミアの新種確認 京大瀬戸臨海実験所員

 京都大学大学院理学研究科動物学教室の長縄秀俊さん(54)=京大瀬戸臨海実験所=は、モンゴルの塩湖から採集された小型甲殻類のアルテミア(ブラインシュリンプ)2種が、新種であることを突き止めた。この研究成果は、アルテミア研究の第一人者で昨年亡くなったローマ大学教授と連名で、甲殻類研究の国際誌に追悼論文として発表された。

 アルテミアは、世界の養殖業界や観賞魚ビジネスの生き餌として多く使用されている。日本にもブラインシュリンプエッグとして年間50トン前後、多い年には70トン強が米国や中国、東南アジアなどから輸入されている。アルテミアは今回の新種を合わせて9種となった。

 これまで知られているアルテミアは、ふ化までに1〜2日かかっていたが、今回確認された新種の1種は、わずか5時間ほどでふ化する。産卵が可能になる日数も既存種は16日前後だが、新種はわずか11日で成熟するという。

 この新種の卵がモンゴルの塩湖で発見されたのは15年以上前。長縄さんは当時からヨーロッパの研究者らと共同で研究に取り組んできたが、これまで新種かどうかを確かめることができなかった。


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