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梅干しに真鯛詰め最高賞 独創性で串本の水産会社

 和歌山県串本町大島の水産加工物製造・販売会社「岩谷」(岩谷耕三代表取締役)の「紀州梅真鯛梅」が、このほどあった「第5回チーム・シェフコンクール」で最高賞の審査員特別賞に選ばれた。紀州南高梅の梅干しの種を取り除き、そこに紀伊大島で養殖されたマダイ「紀州梅まだい」の身を詰めた商品で、味や独創性、地産地消の取り組みなどが評価された。

 全国から農産品や農産加工品を募って、知られざる逸品を掘り起こすことが目的のコンクール。東京を中心とする商業エリアのシェフ、百貨店や高級スーパー、飲食企業などのバイヤー(仕入れ担当者)ら、食に関するエキスパート90人が集まり、試食して商品を審査。商品をどのように売っていけばいいか助言したり、興味を持った企業が生産者と商談したりする場にもなっている。

 紀州梅真鯛梅は、紀州南高梅の種を取り、中に甘酢みそで味付けをした紀州梅まだいの身をほぐして、びっしりと入れている。海と山の恵みを堪能できる和歌山らしさにこだわった商品で、白ご飯によく合う他、茶漬けにしてもおいしいという。梅干しの中に加工物を入れるという加工方法と、常温で半年間保存できるという調味方法の特許を取得している。プレミア和歌山にも認定されている。

 コンクールでは、審査員から「サプライズ感があり、地産地消のストーリー性を強く感じる」「梅の種を抜いていて食べやすい」「梅の酸味とタイの味がマッチしている」などと評価され、102点の中から、審査員特別賞(5点)を受賞。販路支援賞の「日本百貨店賞」「まるごとにっぽん逸品賞」「エブリシングフロムジェーピー賞」にも選ばれた。

【審査員特別賞に選ばれた紀州梅真鯛梅と岩谷耕三代表取締役=和歌山県串本町大島で】

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