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大辺路刈り開き隊に社会貢献表彰 世界遺産追加登録に尽力

 和歌山県の熊野古道大辺路刈り開き隊(上野一夫代表)が、公益財団法人社会貢献支援財団(安倍昭恵会長)の第49回社会貢献者表彰を受けた。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録範囲拡大で2016年10月、串本町から熊野古道大辺路の4カ所(計1146メートル)が追加されるのに貢献したことなどが評価された。

 社会の各分野で顕著な功績を挙げながら、広く知られていない個人や団体を対象に表彰している。1971年に開始し、これまでの表彰件数は1万2289件。表彰は年1回だったが、2016年度から年2回となっている。表彰事業は日本財団の助成金の交付を受けて実施しており、表彰対象者には賞状と日本財団賞(副賞50万円)が贈られる。自薦、他薦を問わず広く一般に公募している。

 本年度2回目の第49回社会貢献者表彰は、2〜4月の募集期間に157件の応募があり、選考委員会による審査の結果、「社会貢献の功績」として53件(団体31件、個人22件)が選ばれた。熊野古道大辺路刈り開き隊は、昨年度に同表彰を受けた「新宮山彦ぐるーぷ」(新宮市)の推薦を受けた。

 熊野古道大辺路は、2004年7月に「富田坂」「仏坂」「長井坂」が世界遺産に登録されたが、ルートの未確定や古道の未整備の部分が多く、大辺路全ルートを通して歩くことができなかった。同隊は同年から、古地図を見たり年長者に話を聞いたりしてルートを確定。やぶに覆われた古道を地元の人たちの協力も得ながら刈り開き、不法投棄されたごみの回収などを続けた。その結果、16年10月に町内の熊野古道「新田平見道」「富山平見道」「飛渡谷道」「清水峠」が世界遺産に追加登録されたと評価された。



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