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任期後のビジョン探る 地域おこし協力隊員

 和歌山県内で活動する地域おこし協力隊員が、定住や最長3年の任期終了後のビジョンを考える研修会が11月30日、田辺市上秋津の秋津野ガルテンであった。着任1カ月から、任期終了間近の隊員まで22人が参加。「先輩」の体験談を聞いたり、互いの活動を報告して悩みを語り合ったりした。

 地域おこし協力隊は、都市部から過疎地に移り住む人が、市町村の選考を経て就任する。隊員は地場産品のブランド化や地域のPRに取り組みながら、地域への定着を図る。県によると、11月30日現在、県内の隊員は49人いる。

 研修会では、2010年に新潟県十日町市の協力隊員となり、任期後も地元のNPOで地域づくりに携わっている多田朋孔さん(39)が、地域おこしの手法や任期後の仕事などについて経験を語った。

 多田さんは「地域の信頼が第一。協力隊、地域、行政がそれぞれ望むことを明確にし、コミュニケーションを取って意識を合わせることが大事。まず、自分がどういう人生を歩みたいかイメージがないと、難しい」と助言した。

 串本町の隊員、博多敏希さん(34)は「着任して1年半。任期後を考え、複数の収入源を準備している。その一つとしてサツマイモの栽培をしているが、加工することで価値を高めたい。協力隊での経験を伝える役目も担いたい」と話した。

【活動状況や任期後のビジョンなどを語り合う県内から集まった地域おこし協力隊員(和歌山県田辺市上秋津で)】

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