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初釜に合わせえとの香合 白浜の窯元

 和歌山県白浜町才野の「紀州焼葵窯」の窯元、寒川栖豊さん(71)方で、来年のえと「戌(いぬ)」をかたどった香合(こうごう)が作られている。

 香合は茶席で練り香を入れる器。寒川さんは年始の茶事「初釜」に合わせ、えとの香合を毎年、製作している。今年は約100個作る。問屋を通じて全国に流通し、茶道関係者が使う。

 寒川さんが夏ごろに考えたというデザインで、一辺が5センチ余り。ふたの部分に子犬をあしらっている。「景気が上向くように」との願いを込めて、犬の顔は少し上を向いている。首を曲げることでかわいらしさを表現した。ふたを閉めた時にズレが生じないよう、乾燥作業にも気を配ったという。

 寒川さんは「嗜好(しこう)品は景気に左右されるもの。来年は少しでもよい年になれば」と話している。


【来年のえとをあしらった香合作りに忙しい寒川栖豊さん(和歌山県白浜町才野で)】

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