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4作目の絵本は「回文めいじん」 田辺市出身の多屋さん

 和歌山県田辺市南新町出身の挿絵画家、多屋光孫さん(50)=東京都新宿区=が絵を手掛けた絵本が近く、汐文社(東京都)から出版される。絵本は4作目。「個性が出た作品になった。これからも創作を重ね、世の中にない絵本を出したい」と意気込む。

 多屋さんは多屋孫書店の多屋睦夫会長(90)の三男。書籍に囲まれた少年時代を過ごし、近くにあった絵画教室で水彩画や油絵も学んだ。東京都内の大学を卒業後、大手繊維会社に営業職で就職したが、20代後半になって絵本に興味を持ち始め、イラストを描き、展示会に出すようになった。

 2010年から「二科展」にも出品し、デザイン部門でマルチグラフィック大賞に選ばれるなどして、15年に会友になり、いまは画家として活動している。現在、日本で最も古いイラストレーターの職能団体「日本出版美術家連盟」の理事や事務局長も務める。

 4作目の絵本は、12月中旬に出版される「まさかさかさま 回文めいじん」。文は、だじゃれや早口言葉の作品を手掛ける作家、ながたみかこさん。展覧会で多屋さんの作品に注目していた同社の副編集長から「かわいいだけでなく、面白い絵本を作りたい」と声が掛かったという。

 絵本はカラー刷り65ページ。1600円(税別)で、全国の書店で取り扱われるほか、インターネットでも購入することができる。


【近く出版される絵本「まさかさかさま 回文めいじん」の絵を手掛けた多屋光孫さん。手前は収録される絵(和歌山県田辺市南新町で)】

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