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「後継者いない」5割超 田辺市内の農業経営者

 和歌山県田辺市が市内の農業経営者を対象にした調査で、後継者がいない人が5割超に上ることが分かった。回答者の6割超は60歳以上。地域農業の将来は7割の回答者が「衰退する」と悲観的な観測を示した。

 調査は紀南、紀州、みくまのの3JAの組合員を対象に、7〜11月に実施。1088人が回答した。市では初めての試み。

 調査によると、経営者は60代が31%で最も多く、次いで50代と70代が21%。60歳以上が63%を占めた。

 後継者が「いない」は54%、「いる」は44%。「いる」の中でも、将来的に農業を継ぐかどうかは「本人の意思に任せたい」が59%を占め、「継がなくていい」も8%あった。

 10年後の地域農業の展望については、73%が「今よりも衰退している」と回答。「発展している」は1%だった。「衰退」の理由は「耕作放棄地の増加」が41%で最も多く、続いて「農業従事者の高齢化」が32%、「農業者の不足」が15%だった。

 今後、地域の農業発展に行政やJAが取り組むべき支援策は「耕作放棄地対策」が22%、「有害鳥獣対策」が13%、「農業機械・設備の導入」が12%で、総合的な支援を求めている。


写真【10年後の地域農業はどうなっていると思いますか】

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