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学習到達度、読解力に課題 和歌山県の小中学生

 和歌山県教育委員会は25日、10月に県内の小中学生を対象に実施した「2017年度県学習到達度調査」の結果を発表した。全体的に基礎的な問題はできており、記述問題の無解答率も改善している。一方で、情報を読み取った上で、課された条件に合わせて自分の言葉で記述する問題に課題が見られた。

 公立の小学校と義務教育学校、特別支援学校小学部(計239校)4、5年生と、公立の中学校と義務教育学校、特別支援学校中学部(計124校)1、2年生の計約2万9500人が参加した。教科は国語と算数(数学)のほか、小学5年生と中学2年生には今回初めて理科が加わった。

 小学国語は漢字の読みに関する問題はできているが、文章を解釈することや自分の考えをまとめて表現することに課題が見られた。文学的な文章の解釈において、出された条件を踏まえて自分の考えをまとめる5年の問題は正答率が27・7%だった。

 中学国語は物語の流れや論の展開に注意して読む問題はおおむねできている。一方、作者の表現の特徴を捉えて読み、その工夫について説明する1年の問題は正答率が19・1%、付属語など言葉のきまりに関する2年の問題は正答率が13・2%しかなく、いずれも2割を切った。

 算数と数学はともに基礎的な問題はできていた。小学生は図をかいたり図を参考に考えたりする問題、中学生では実際の生活の場面における事象と文字を使った式との対応を捉えて二つの数量の関係を考える問題に課題が見られた。

 理科は、小学5年は温度による金属の体積の変化を説明する問題の正答率が21・7%、中学2年が圧力を求める式を使ってその値を求める問題の正答率が24・7%といずれも低かった。


写真【和歌山県学習到達度調査結果】

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