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地に落ちた信頼回復を 田辺市長が職員に訓示

 職員による相次ぐ不祥事を受け和歌山県田辺市は25日、再発防止に向けた研修会を同市新屋敷町の紀南文化会館で開いた。管理職から一般職員まで540人が参加。真砂充敏市長は「前代未聞の事態。地に落ちた信頼を一日も早く回復しなければならない」と呼び掛けた。

 市は11月、元職員2人が在職中に、生活保護費計約2756万円を着服していたと明らかにした。昨年、1人が懲戒免職となり、1人は死亡している。今年は25日までに懲戒処分が4人。20日には小学生女児への傷害容疑で臨時職員が逮捕された。

 真砂市長は「一人一人がどうしたら再発を防げるか問い直すべきだ。その上で、組織全体の体質、管理の在り方を厳しくチェックする必要がある」と指摘。「日々の小さな乱れが、大きな乱れにつながる。管理職は日々の小さな乱れを徹底管理してほしい」と述べた。

 不祥事のたび、真砂市長は「一日も早い信頼回復を」と繰り返してきた。「信頼を得るには、日々の小さな信用を積み重ねるしかない。損なうのは一瞬だ。失った信頼を回復するには、積み上げた信用以上の信用をいま一度積み上げる以外にない」と強調した。

 研修会では、元大阪府箕面市職員で、日本経営協会の小室邦夫さんが、公務員の規範意識や不祥事を生まない仕組み作りを講義した。


【540人の職員を前に、「地に落ちた信頼の回復を」と訓示する真砂充敏田辺市長(25日、和歌山県田辺市新屋敷町で)】

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