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手術支援ロボ導入 紀南病院、前立腺がんに対応

 紀南病院(和歌山県田辺市新庄町)は今月から、手術支援ロボット「ダビンチ」を導入した。早ければ1月から、泌尿器科で、保険が適用される前立腺がんの手術に使用する。県内の導入は3病院目で、紀南では初めて。同病院は「患者負担の少ない高度な手術が提供できる」と話している。

 「ダビンチ」はアメリカで開発された手術支援ロボット。ロボットアームを備えた本体と遠隔操作台、モニター装置で構成する。

 医師は操作席に座り、患部の立体画像を見ながら、手元のコントローラーで4本のロボットアームを遠隔操作する。

 アームは回転ができるなど、人間の手よりも可動域が広い。従来の内視鏡手術より指先の動きを反映でき、術者の手ぶれを補正する機能もある。大型モニターには、手術中の画像が映し出され、手術スタッフも同じ画像を共有できる。

 同病院での前立腺がん手術は年間20〜30件。ダビンチの使用を希望する患者には他病院を紹介していたが、同病院で対応するようになれば、年間40件前後になる見通し。

 同病院は「地域の患者を地域で治して、支える態勢になった。患者の負担が少ないため、早い回復や入院期間の短縮にもつながる。将来的には、(保険適用の)腎臓がん手術にも使いたい」と話している。

 導入費は約1億7千万円。県立医科大学(和歌山市)と購入時期を合わせたため、経費を抑えられたという。


写真【紀南病院が導入した手術支援ロボット「ダビンチ」(和歌山県田辺市新庄町で)】

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