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崩落死亡事故で知事が謝罪 和歌山県

 和歌山県紀の川市西脇で10月、県が整備した農道の斜面が台風21号の影響で崩れて近くの住宅に土砂が流れ込み、住民の男性(82)が亡くなった問題で、県設置の調査検討会(会長=大西有三・京都大学名誉教授)が27日、「農道盛り土の存在が斜面崩落の発生を誘発したと考えられる」との意見を公表。これを受け、仁坂吉伸知事は28日に記者会見を開き「県に責任があることは明らか。補償したいと考えている。申し訳ありません」と謝罪した。

 崩れた農道は、県が来年度の供用開始を目指し、紀の川市で整備を進めていた「広域農道紀の里地区」(6・4キロ)の一部。盛り土部分は2014年度に工事を完了していた。

 県はこの問題について、大学教授や国土交通省職員らによる調査検討会を設置。原因や対策方法を調べている。

 調査検討会は27日、当時、付近で1日雨量が観測史上1位の219ミリを記録するなど、想定を超える雨量があったことが要因とする一方、農道盛り土が崩落を誘発したと考えられると公表した。

 仁坂知事は「(遺族に)直接おわびをしたい。亡くなられた方に御霊前でおわびしたい」と謝罪。「速やかに補償の手続きを進め、農道復旧に全力で取り組んでいく」とした。


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