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史上最大のウミガメ模型展示 串本海中公園が太古のアーケロン

 和歌山県串本町有田の串本海中公園センター水族館で28日、田辺市龍神村柳瀬のチェーンソーアーティスト、城所ケイジさん(50)が紀州産のスギを使って制作した太古のウミガメ「アーケロン」の彫刻模型の完成発表会があった。1月1日から同水族館で始まる「アーケロンプロジェクト」のシンボルとして28日から展示が始まっており、関係者がその大きさや躍動感に驚いた。

 アーケロンは、7500万〜6500万年前(中生代白亜紀後期)に生息していた史上最大のウミガメ。同水族館がプロジェクトの目玉として、絶滅したアーケロンを実物大で展示しようと、城所さんに模型の制作を依頼した。会場では、アーケロンの遠い子孫に当たる現在のウミガメも絶滅の危機にひんしていることや、同水族館が取り組んでいる保全活動のパネル展示などをする。

 模型は龍神村東にある城所さんの工房で9月25日に制作を開始。城所さんは名古屋港水族館(名古屋市)にあるアーケロンの化石の複製品を見学して骨格などを参考にするなどしながら取り組み、12月27日に同水族館に運び込み、組み立てて完成した。

 模型は全長3・7メートル、全幅4・6メートル、高さ1メートル。重さは約1・5トンで甲羅だけで800キロあるという。古座川町産のスギなどが主材で、木目を残し、木の良さを見せることに注意を払った他、生命の躍動感を出すためにつや出しをし、特殊なコーティング剤を使うなどしたという。

 完成発表会では水族館の野村恵一館長(59)が「巨大さや、アーケロンが生きていた恐竜時代の雰囲気を体感してもらいたい」とあいさつ。制作過程を紹介するビデオも放映され、城所さんが解説した。


写真【完成したアーケロンの彫刻模型と(左から)城所ケイジさん、野村恵一館長=28日、和歌山県串本町有田で】

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