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木材の平均単価上昇 田辺市龍神で初市

 和歌山県田辺市の龍神村森林組合(眞砂佳明組合長)は9日、同市龍神村東の木材共販所で初市を開いた。龍神村や同市本宮町、日高川町、有田川町などから切り出されたスギ、ヒノキなど計約2100立方メートルが競り落とされた。落札額は計約3230万円。昨年の初市よりスギ、ヒノキ共に平均単価がやや上回った。

 開式には県内外の山主や製材業者ら約80人が集まった。眞砂組合長は、林野庁の林業成長産業化地域創出モデル事業に言及して「田辺市は全国16のモデル地域の一つに選ばれており、木材の流通で新たな取り組みが行われる。山主と買い方に喜んでもらえるようにしたい。今日はどんどん買ってください」とあいさつした。

 同組合によると、この日の材は樹齢が約60〜130年のスギ、ヒノキ、モミ、マツなどで約8割がスギとヒノキ。

 最も高値が付いたのは1立方メートル当たりスギ(長さ4メートル、末口約60センチ)6万円、ヒノキ(長さ4メートル、末口約40センチ)7万円だった。

 1立方メートル当たりの平均単価は、スギが約1万4300円、ヒノキは約1万6200円。昨年の初市をスギは約千円、ヒノキは約2千円上回った。

 同組合の担当者によると、この日の市に出た材の総量は例年よりやや少なめ。市場全体が品薄状態であることに加え、樹齢が90、100年の良質の材が出たことで、昨年の初市と比べてスギとヒノキの平均単価がややアップしたという。


写真【買い手が次々とスギやヒノキを競り落としていった初市(9日、和歌山県田辺市龍神村東で)】

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