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豪州原産のカブトエビ 紀南に定着、国内で初確認

 和歌山県白浜町にある京都大学瀬戸臨海実験所の長縄秀俊さん(54)=京大大学院理学研究科動物学教室=は、同町や上富田町の水田で、オーストラリア原産のカブトエビが生息していることを確認した。国内で豪州産が確認されたのは初めて。今後、生息域が広がる可能性があるという。シラハマオーストラリアカブトエビと命名。研究成果は近く、甲殻類研究の国際誌に掲載される。

 カブトエビは、全長2〜4センチほどになる小形の甲殻類。「トリオプス」や「生きた化石」などとも呼ばれ、飼育セットが販売されている。国内では、アメリカ、アジア、ヨーロッパの3種が知られている。

 長縄さんは3年前、白浜町の水田や周辺の水路で、既知種と色や形の違ったカブトエビを確認。その正体を解明するため、世界各地からカブトエビのサンプルを集めるなどして研究を続けてきた。顕微鏡による形態観察やDNA解析などから、豪州大陸の固有種である可能性が高いことを突き止めた。


写真【流れに逆らって泳ぐシラハマオーストラリアカブトエビ(和歌山県白浜町才野で)】

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