AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

安珍清姫伝説を日本遺産に 和歌山県が文化庁に申請

 和歌山県は、文化庁が認定する「日本遺産」に、日高川町の道成寺や紀南地方で語り継がれている安珍清姫の伝説を基にした物語を申請した。結果は4月下旬に発表される予定。

 県が申請したのは、安珍清姫の伝説を基にした「今も息づく『語り』〜安珍と清姫がたどった道」。928年、いまの田辺市中辺路町に住む清姫が、いまの福島県から熊野詣でに来ていた僧の安珍に思いを寄せるが、裏切られたことを知り、大蛇になって追い掛け、安珍が隠れた道成寺の鐘に巻き付いて焼き殺す伝説がある。この伝説は、熊野詣でとともに全国に広がって多くの古典芸能に影響を与えたといい、道成寺だけでなく縁の各場所も名所になり、地元で語り継がれている。

 関連の文化財として、道成寺のほか、清姫の生誕地にある田辺市中辺路町の「一願寺」、大蛇になった清姫がよじ登って安珍を見付け、悔しさから枝をねじ曲げたという田辺市上野の「捻木の杉」、清姫が安珍を追い掛ける途中に喉を潤したという田辺市古尾の龍泉寺にある「清姫の井戸」、清姫が追う時に袖をすったというみなべ町の「袖摺岩」などを申請した。


写真【清姫が枝をねじ曲げたという捻木の杉(和歌山県田辺市上野で)】

更新)