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手すき和紙で卒業証書 田辺市龍神の上山路小児童

 和歌山県田辺市龍神村東、上山路小学校の6年生5人が自分たちの卒業証書を手すきの和紙で作っている。5日は紙をすく作業をした。

 同小は児童が学年ごとに森林学習をしており、山仕事や森林の働きなどを学んでいる。6年生はまとめとして、かつて龍神村で盛んに作られていた山路紙の歴史や環境について勉強し、紙をすいて卒業証書を作っている。

 6年生は和紙の原料のコウゾを校庭で育てており、山路紙を復活させた地元在住の和紙作家、奥野誠さん(65)と妻の佳世さん(66)から指導を受けている。

 5日は病欠の2人を除く3人が、龍神村安井にある「山路紙紙漉(す)き工房」を訪れ、奥野さんの指導でコウゾの樹皮のちりを取り除いたり、石板の上に樹皮を置いて木づちでたたいたりする作業をした。たたくことで樹皮がほぐれて短くなり、細かな繊維の状態になるという。

 繊維を木の枠に入れて水に漬け、紙すきをした。奥野さんが今後、乾燥させて仕上げる。


【紙すきを体験する上山路小学校の児童(5日、和歌山県田辺市龍神村安井で)】

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