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こんにゃくの工房完成 紀州石神田辺梅林の名物

 和歌山県田辺市上芳養の紀州石神梅林で名物となっている「石神こんにゃく」の工房が完成した。梅林の開園中(3月4日まで)は、多い日で1日千個程度製造、販売する。石神地区では他の郷土料理作りや世界農業遺産の研究拠点としての活用も検討している。

 こんにゃくは、弁当や芋餅と並んで梅林の名物。従来の工房は手狭で、大量生産が難しかった。工房は梅林近くの倉庫を撤去し、昨年12月に地区が建設した。赤土で作ったかまどを4口設置。火力が強いという梅の剪定(せんてい)枝をくべている。

 石神地区では昔からコンニャク芋が栽培されており、各家庭でこんにゃくを手作りしている。作り方はコンニャク芋をゆで、皮をむいてつぶす。木灰汁で固めて成形し、再度ゆでる。作業工程は3時間程度。工房で使用する直径約80センチの釜では、1度に100個程度作れる。

 工房では地区の女性4、5人で製造を担当する。メンバーの濱田妙子さん(56)は「自然のものだけで作り、添加物は入れない。安心して食べてもらいたい」とアピールしている。

 石神こんにゃくは3個(1個約220グラム)入り300円(税込み)。


写真【梅林での販売に合わせ、こんにゃく作りを進める工房のメンバー】

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